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2012年6月26日 (火)

『実用 中医薬膳学』

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辰巳洋 著  東洋学術出版社 2008

 一昨日の日曜日、この本の著者である辰巳洋(たつみなみ・劉海洋)先生の本草薬膳学院創立10周年記念行事に参加させていただきました。生徒2人から始まったこの学院はこれまでに延べ1500人もの卒業生を送り出し、日本に「薬膳」を広めているそうです。

 この本はその本草薬膳学院でも教科書として使われている本で、当図書館に資料を閲覧にいらした辰巳先生にサインをいただきました。「医・薬の源流」と書いてあります。食事という人間にとって日常のことが、実は最も大切な健康づくりの基本であることを端的に表わした言葉です。中国で中医としての臨床経験を持たれる先生は、来日して中医学を教える時に、食から近づいてもらうのがよい、と考えられたそうです。古代において、最も上位の医師は「食医」であったことを想うとまったく王道の考え方のように感じます。

 『実用 中医薬膳学』では、第1章の概論篇で基本の理論などを述べ、第2章の養生篇で季節に合わせた薬膳、五臓に働きかける薬膳、体質に合わせた薬膳、年齢に合わせた薬膳、老化防止の薬膳、美肌のための薬膳が紹介されます。第3章の弁証篇では中医学の考え方によって分類された証別の薬膳、第4章では応用篇として23の病名・症状別の薬膳が扱われていて、それぞれに合った料理や飲み物のレシピが載せられています。中医学の考え方の解説が中心で、写真はなく、文字を追って本格的な勉強をするための本となっています。

 付録に、「食材と中薬の効能一覧」「症状から選ぶ食材と中薬」「病名別にみる食養生」があります。

 

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