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2012年5月21日 (月)

『中国古典を読むはじめの一歩』

Photo      坂出祥伸 著  集広社 2008

 もっと早くに見つけて読んでおきたかった、と思う本の紹介をします。中国文学、中国語学、中国哲学、東洋史、そして私のような図書館員を対象にした大学院の講義に基づいて編集された本で、中国の文献を扱う時に必要な事項がまとめられています。

 著者の坂出祥伸先生は1934年鳥取県生まれ、京都大学大学院修士課程中国哲学史専攻修了。関西大学教授を経て、同大学名誉教授で、多数の道教関連のご著書があります。日本医史学会や日本鍼灸史学会で、発表のひとつひとつにご質問や発言をなさるのをみて、その学問の広さ深さははかりしれない、と思われる厳しい先生です。

 しかし、この本ではむしろ先生の優しさが感じられ、初学者にとって必要なことを丁寧に教えてくださっています。難読文字にはルビがふられ、具体的な文献の探し方や工具書の紹介が載っています。何となくわかったつもりでいたり、わかったふりをしている部分がすっきりと整理されます。(とはいえ、私にはやはり難しいのですが)

  

 

  

 

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