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2012年5月10日 (木)

『日本人が知らない漢方の力』 

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   渡辺賢治:著 祥伝社新書 2012年

 2日めにご紹介するのは、今年210日に出版された新書です。最近NHKのクローズアップ現代に出てお話されていた渡辺賢治先生が書かれたもので、今、現在の漢方がおかれている状況や今後の期待されること、あるいは懸念される問題などがわかりやすく説明されています。

 結婚して5年経っても子どもができなかった時、当帰芍薬散を飲んで懐妊して以来、漢方のファンになった筆者としては、第5章の<「漢方」存続の危機>を読むと、どうしたらいいのだろう、とおろおろしてしまいます。薬価の問題、生薬資源の問題、国際化標準の問題など、テレビでも取り上げられていた問題が山積みです。

 でも、まず第一歩としては、現状を一般人が知ることが大切なのではと思いますので、この『日本人が知らない漢方の力』をお奨めします。

 この数年、法曹界の改革は随分と進められ、賛成するか反対するかは別として、法の世界が閉ざされたものではなくなり、一般人の感覚が尊重されるようになりました。そんな風に、普通の人間が「漢方」の世界の問題点を知ることが良い方向へと向かう最初の方法なのではないか、と期待しています。

 

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