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2012年5月11日 (金)

『がんに負けない養生レシピ』 

Photo_2     三位敏子・小髙修司:著  世界文化社 2006年 

 中国伝統医学の考え方によると、がんは「気・血・水」のいずれかが滞ることで生じるといいます。この本は食事の面から、滞りを生まないような生活を目指すときに、わかりやすく指導してくれるレシピ集です。

 きれいな写真を載せて単にレシピを紹介するだけではなく、第1章・第2章では中医学の考え方をやさしく解説し、どのような生活習慣を身につければ癌を遠ざけることができるのかを教えてくれます。紀元前の中国で書かれた『周礼』(しゅらい)では、食事について考える食医という医師が病気やけがを治す医師より上席におかれたと伝えられますが、現代人にとっても、食事が身体づくりの基本であることには変わりなく、がん予防やがんの再発防止に欠かせない「食」を考えるとき、役立つ本ではないでしょうか。

 生薬を使う料理だけでなく、普段使っている食材でも体調や体質に合わせて使えばこれもまた「薬膳」です。スッポンや烏骨鶏を使うレシピなども紹介されていますが、身近な食材を使っての料理も数多く、合わせて127のレシピが載っています。

 第5章の「食養生おたすけガイド」には生薬や特殊食材の図鑑、その入手先の情報、がん患者さんの質問に答えるページなども載せられ、いろいろな情報が入っています。

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